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なぜ日本人の英語力はここまで低いのか?

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まず、何故日本人の英語力が低いのかという事を考えてみましょう。各国の英語力を測るには純粋にTOEICの平均点を見てみればよいと考える人もいますが、現在の各国の英語力を測るにはTOEFLやIELTSの方が適しています。

理由として、TOEICの試験は、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです。

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一方でTOEFLは、主に大学・大学院レベルのアカデミックな場面で必要とされる、英語運用能力を測定する試験です。
自然科学、社会科学、芸術など幅広い分野の教養科目や学校生活に関する題材が扱われます。また、「読んで」「聞いて」その上で「話す」「書く」など、実際の留学生活を疑似体験するIntegrated taskという問題形式も含まれ、より実践的な英語力を測ります。
「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく測定し、国際標準CEFR B1~C1に連動したスコアで評価されます。ご自分の現在の到達点がスコアで表示されるので、継続的な英語力の測定にも適しています。

引用:https://www.toefl.jp/

TOEFL試験時間もの4時間30分とTOEIC倍以上を容し、現在海外の大学に編入あるいは留学する際には一定以上のTOEFL、またはIELTS (内容は殆どTOEFLと同じですが、イギリスではIELTSの方が主流であり、私イギリスの大学に入学する際にIELTSで6.5以上のスコアが必要でした。

因みにIELTSで「スコア6.5」と訊いても、ピンと来ないと思いますが、IELTSのスコア6.5はTOEFL iBTの95点前後と同様で、英語レベルはビジネスレベル以上のものを求められます。

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TOEFLやIELTSの試験勉強は私自身死ぬほどやってきたので、色々と語りたいことが多いのですが、以上のことからTOEICTOEFLでは、その国の英語力を測るにはTOEFLの平均点で英語力を測った方が精度が高いということが分って頂けたと思います。

以下の地図を見てみましょう

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こちらが全世界のTOEFLスコアをビジュアル化した図。オレンジ色になるほど点数が高く、青色になるほど点数が低くなっています。世界一位はアイルランドで101点、最下位はラオスで59点となっています。気になる日本は、全170カ国中(データのない国は除外)146位。
スピーキングに限ると、西アフリカのブルキナファソコートジボワールコンゴと並んで日本はなんと全170カ国中最下位という結果。

引用:https://uslifelog.com/toefl-ranking-by-country/ (データは2017のもの)

現在日本の教育では小学校5年生から英語の勉強がほぼ義務化されています。加えて、厚労省の統計サイトを見ると、日本人の約98%が高校に進学しています。

つまり高校を卒業しているまでに日本人は最低でも8年間英語の勉強をしているにも関わらず、その他の国と比較しても圧倒的に日本人の英語力は低いという事実があります。

しかし、今その理由は考えても過ぎてしまったことは仕方がないので、今から英語力を上げることに焦点を絞ったほうが合理的です。

英語で言えば「It is what it is.」(それが現状だ/起きてしまったことは変えられない) ここで日本の学校の英語教育を批判することにあまり意味はないと言えます。

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もう1つ日本人の英語力が低い理由として、「英語を使わなくても何一つ不自由せず生活出来る」という点が考えられます。

しかしそれであれば、韓国や中国も同じように英語のレベルが低くなくては説明がつきませんが、実際に海外で仕事をしていると如何に彼等の英語スキルが高いかを見る事ができます。

アジア内での英語力ランキングを見た場合、以下の様になります。

名称未設定 2@2x

上位のシンガポールやフィリピン、香港などは英語が第2母国語として採用されているため、ネイティブレベルの人々が多く比較的当然の結果だと言えますが、韓国のレベルの高さには驚かされます。

以上が、世界と比較した場合の日本の英語レベルについての記事となります。閲覧ありがとうございます。

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